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【レビューReview】イボルブ ファントム(Evolv Phantom)

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◆2020年発売のクライミングシューズの中では、珠玉の一品!試し履きできるいま、履いてみないのはもったいなさすぎる、ハイスペックシューズ!!

イボルブより、2019年に発売を予定していた、【ファントム】が、延期に次ぐ延期にて、2020年の今年、ようやく発売されました。 インスタでは、いくつかのクライミングジムで、試し履きができるようになっており、このハイエンドシューズを試したいというクライマーも多いはず。 最近、使い込んでいた、フューチュラリブートも終わりを告げ、新しいシューズを探しているのですが、性能、シルエットともに、かなりそそられるものがあり、試し履きをしてきました。

  • 《剛性》シューズ全体的に硬いが、ところどころに柔軟性を感じる。
  • 《爪先》登ってみて、本当に驚いたけど、小さいホールドにも吸い付くような残り方をするつま先をしている。足がはがれそうな飛び出しも、自分の登攀能力以上に足が残り、壁か押し出されない、不思議な感覚。正直、つま先の残り方が、心地よくて、登ることが楽しくなるほど。足を残せないことをシューズのせいには絶対にできないくらい、シューズの性能の高さを感じさせる。
  • 《形状》甲が高く幅広いのは、見た目からわかるのだけど、特にトゥボックスの形状がスクエア型になっているので、つま先側に若干の余裕がでる。これは、フィット感にあそびがでるというよりは、登りに少し柔軟性を持たせられる感覚があった。トゥフックや、ヒールフックは、全く問題なく、ヒールフックは、剛性が高い分、安心感がかなり高い。ほとんど全体がラバーのため、トゥフックも痛くないし、しっかりかかる。足をこねくり回すようなトゥフックがやりやすいかと言われれば、なんとも言えないくらい。(そこまでは試すことができなかった)
  • 《着脱》最近履いている、柔らかいスクワマ以上に、足入れが良い。サイズ選びをきちんとしていれば、全くストレスなく足入れができる。「6ポイント・シングルプル・クロージャーシステム」による感じた効果だけど、6つのポイントからフィットされる感覚は無かった。ただ、全体の紐で引っ張るのとは別に、中部にも引っ張る箇所があり、2つの紐で締め上げるのは、かなり、フィット感を自由に選べた。通常のベルクロだと、引っ張るだけで、全体をフィットさせるのだけど、このシステムは甲の部分をより、フィットさせることができた。強傾斜の登りの時に、2か所を強く締め上げることで、傾斜に特化したのぼりができる。中部を緩くしておくことで、垂壁や、動きのあるルートも自由に動ける。 ただ、足入れは良いけれど、脱ぐのは大変だった。中部も締め付けると、ベルクロが内側にあることもあいまって、脱ぎにくいというのは少し難点。足入れが良い分、締め付けを緩くしてしまえば、足は抜けやすくなるのだけれど、緩くしにくい感じはある。

実際に登ってみて、「えっ!?ナニコレ??……!!」と感じたのは、つま先の感覚。強傾斜に関係なく、ホールドに吸い付くような感覚があるのは、おそらく、つま先が若干柔らかくなっているからだと思う。(たしか、つま先にシャンクが入っていないと言っていたような) ほんとに魔法のように、残る感触が常にあることで、クライミングがより一層、楽しかった。 改めて思ったのは、シューズによる、足へのストレスって結構あるんだなと思った。履きこむほど、1グレードは更新できるはずというくらい高いスペック。 シューズの伸び縮みに関しては、あまりわからなかった。あまり伸びないと考えていたほうがよさそう。なので、攻めすぎるサイズは、もったいないので、しっかりとサイズ選びをしないと、ハイエンドなこのシューズを活かせなくなる。 興奮をわき起こすシューズだったというのは間違いない。 初級者向けではないシューズではあるけれど、数年以上クライミングをしているクライマーなら、履いてみて絶対に損はない。

     

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